社員BLOG

1. 導入:INSiTEは日々進化しています


当社が独自に開発・運用しているリーシング支援システム「INSiTE -インサイト-」は、テナントと物件のマッチング精度をさらに高めるため、継続的にアップデートを重ねています。
その一環として、今月新たにリリースされたのが「面積乖離マッチング機能」です。

この機能により、特に大規模物件のリーシングにおける提案の幅が広がり、機会損失の削減が期待できます。



2. 背景:大規模物件のリーシングが難しい理由


テナント誘致において「必要な坪数(必要面積)」は、出店可否を左右する極めて重要な判断軸となります。
とりわけ、3,000坪を超えるような大規模物件の場合、

・ワンテナントでの使用が難しい
・複数テナントの複合利用を前提とした計画が求められる

といった特徴があるため、リーシングはより高度なマッチングと計画性が必要になります。
しかし、そのような大規模物件はそもそも希少性が高く、日常的に取り扱う物件ではないため、営業担当者の記憶や人脈の中だけでは対応しきれない場面も出てきます。
結果として、「あのテナントは実は出店可能だった」「提案漏れしていた」という見落としや機会損失が生じてしまうことも珍しくありません。




3. 新機能紹介:「面積乖離マッチング機能」とは?


今回リリースされた「面積乖離マッチング機能」は、
物件の面積と各テナントの希望面積とのギャップ(=乖離)を数値化・評価し、マッチ度の高いテナントを自動で抽出・推奨する機能です。
主な特長は以下の通りです。
登録テナントの「希望坪数」と物件の「提供坪数」の差を自動計算
その差(乖離)が小さい順に、マッチング度の高いテナントをランキング表示
「少し広すぎる」「やや狭い」など、許容範囲内の柔軟なマッチングも対象
これにより、営業担当者の主観や記憶に頼らず、より客観的かつ効率的なテナント提案が可能となります。




4. 利用シーン:どんな場面で活用できるか?


この「面積乖離マッチング機能」は、以下のようなシーンで特に効果を発揮します:
・3,000坪以上の大規模物件のリーシング
・複合型商業施設の構成検討
・テナント誘致の初期段階での候補絞り込み作業の効率化
・担当変更や引継ぎ時のマッチング精度維持

特に「複数テナントによるゾーニングが必要な物件」「既存施設の再構成」など、面積がネックになりやすい案件においては、非常に心強いサポート機能となります。



5. 今後の展望


今後もINSiTEでは、実務の現場からの声を反映しながら、新たなマッチング軸の追加やデータ連携の強化を進めていきます。
「良い物件があるのに、うまくマッチしない」「テナント提案にもっと説得力が欲しい」といったお悩みがあれば、ぜひ一度お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。


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