2025.07.24
情報共有ひとつで結果が変わる──調整役の責任とその難しさ

こんにちは、永島です。
この仕事の難しさは、関係者が多岐にわたる点にあります。
そのため、細かな報告・連絡・相談(報連相)や、都度の確認を通じた“歩調”のすり合わせが非常に重要です。
関与する関係者は一人ではなく、日々状況が変化する中で情報を整理し、関係者全体での合意形成を進めるには高度な専門性と調整力が求められます。
実際に業務に携わってみて、この仕事がいかに専門性の高い仕事であるかを、日々実感しています。
私は前職において、時間貸駐車場の新規開発・運営に従事し、主に土地所有者様への営業活動を担当していました。
現在はLUSICにて、土地所有者・テナント・設計事務所・建築会社など、多様なステークホルダーの間に立って調整を行う立場にあり、
前職とは異なる複雑性・スピード感・責任の幅を感じながら業務に取り組んでいます。
入社してからの毎日は非常に濃密で、学びの多い日々です。
今回はその中から、私が実際に経験した案件を2つご紹介いたします。
事例①:内装撤去範囲の認識違いによるトラブル
ある不動産売買契約では、買主が建物の法適合工事を実施し、テナントへ引き渡すという取り決めがありました。
しかし、テナント側に対して内装撤去の範囲や引き渡し状態についての正確な認識共有が不十分であったため、最終的に費用負担を巡るトラブルが発生してしまいました。
本件では、当社は買主側の立場で関与しており、本来であれば賃貸仲介サイドへの注意喚起や情報共有が必要だったにもかかわらず、その対応が不十分だったことが要因の一つと考えられます。
今後は、テナント様と直接対話できない場合でも、より近い立場の仲介担当者と密に連携を図り、意向や認識を丁寧にすり合わせること、そして、関係者全体で共通理解を形成するプロセスの重要性をあらためて認識しました。
事例②:他ルートからの満額買付による機会損失
こちらも売買案件です。
テナント様には、出店実現のため先んじて社内の出店決裁を取得いただきました。
その後、取引先を通じて買付申込書を取得し、売主側に提出した直後に、別ルートから満額での買付申込が入りました。
当社としては、テナント様の出店実現に向けて買い上がり等の対応も試みましたが、結果的に満額回答を先に提示した他の買主との間で売買契約が成立し、出店が実現できない結果となってしまいました。
本件では、テナント様の一次判断が出た時点で、もっと早く売主側へ中間報告を行い、意思決定を促しておくべきだったと強く反省しています。
案件をまとめるタイミングの重要性を学んだ、大きな教訓となりました。
最後に
現時点では、自分の営業力や判断力にはまだ課題が多くあると感じています。
だからこそ、思い込みに陥らず、社内外を問わず関係者と綿密な報連相を行いながら、正確な裏付けを取り、知識を深めていく姿勢が何より重要だと考えています。
こうした日々の積み重ねを通じて、コンサルティング営業としての知識と信頼を積み重ね、LUSICのファンを一人でも多く増やしていけるよう、今後も精進してまいります。

