2025.06.04
INSiTE新機能「特定の用途地域でのマッチング機能」のご紹介
1. 導入:マッチング精度向上への取り組み
社内で独自開発したリーシングシステム「INSiTE -インサイト-」は、テナントと物件のマッチング精度を高めるため、継続的に機能をアップデートしています。
今月、新たに「特定の用途地域でのマッチング機能」をリリースいたしました。
この機能により、物件が特定の用途地域に属している場合でも、出店可能な業種の露出を高め、提案漏れを防ぐことが可能となります。
2. 背景:なぜ「特定の用途地域でのマッチング機能」が重要なのか?
店舗開発においては、用途地域により出店可能な業種や建築面積などに制限があるため、テナント選定が大きく影響を受けます。
用途地域における建築制限は建築基準法で定められているため、たとえ賃料条件や立地条件が魅力的であっても、法的に出店できないケースが発生します。
これまでもINSiTEでは用途地域を考慮したマッチング機能を搭載していましたが、今回のアップデートでは、以下の用途地域におけるマッチング精度をより高める改善を行いました。
・第一種中高層住居専用地域(一中高)
・市街化調整区域
これにより、これらの地域に適した業種の提案やマッチング精度が向上し、より的確なテナント誘致が可能になります。
具体的な事例や誘致可能な業種については、以下の過去ブログをご参照ください。
・用途地域とテナント誘致 - 第一種中高層住居専用地域 -
・市街化調整区域での土地活用について
3. 新機能紹介:「特定の用途地域でのマッチング機能」とは?
今回実装された新機能では、以下のような仕様が追加されています。
物件が「第一種中高層住居専用地域」または「市街化調整区域」に過半含まれている場合、
当社がこれまでに蓄積したヒアリング情報や誘致実績をもとに、出店可能性の高いテナント群を優先的に表示
これにより、用途地域に起因する出店制限をシステム上で事前に考慮した、より精度の高いマッチング提案が可能となります。
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