2026.08.05
ObsidianとClaudeを業務で使い倒している社内SEの話(第3回:Screenpipe編)

皆さん、こんにちは。情報戦略室の南口です。
前回の最後に、ひとつ問題が残っていると書きました。Claudeに整理してもらうには、材料が要る。でも、Claudeが来てから「書き忘れ」がむしろ増えてしまったんですよね。今回は、その穴をどうやって埋めたかの話です。
「その場で書く」が、だんだん追いつかなくなった
第1回で、やったことはやった瞬間に日報へ書く、それが一番確実だ、と書きました。今でもそう思っています。でも、Claudeと組むようになってから、その「一番確実」が追いつかなくなってきました。
調べものを頼んだつもりが、返ってきた結果を見て次が気になって、気づくと別の改修に手を出している。手が止まらないんです。30分前に自分が何を触っていたか、もう思い出せない。書こうにも、書く対象を覚えていない。
根性で全部メモするのは、さすがに無理があります。だから、自分の記憶に頼るのを、やめることにしました。
画面を、ぜんぶ撮っておくことにした
そこで使い始めたのがScreenpipeです。簡単に言うと、自分のPCの画面を背景でずっと撮り続けてくれる道具なんです。映っていた文字は、片っ端から読み取られて溜まっていく。出社してから退社するまで、画面で何を見ていたかが、まるごと残ります。
大事なのは、撮った画面が全部ローカルに留まることです。どこかのサーバーに送られるわけじゃなくて、自分のPCの中だけに溜まる。会社の画面を扱う以上、ここは外せませんでした。画面そのものは、手元から一歩も外に出さない。
使っているのは無料の範囲だけです。有料にすると他の端末と自動で同期できたりするみたいですが、今のところそこまでは要らないので、無料のまま使っています。
ただ、撮りっぱなしの中身は、そのままだと読めたものじゃありません。画面から機械的に拾った文字なので、半分くらいは意味の通らない断片です。何時にどのウィンドウが映っていた、という事実の山があるだけで、これを人が読んで振り返るのは、とても無理なんですよね。

声をかけると、昨日の自分が並んでいる
日報を書く前に、Claudeに「今日をまとめて」と声をかけます。画面の記録と、その日やり取りしたメールやチャットの実際の履歴を突き合わせて、時系列に並べてくれる。自分では一文字も書いていないのに、もう一日の動きができあがっています。
画面の記録だけだと、本当のところはわからないことがあるんですよね。メールの画面が映っていても、それは「見ていた」というだけで、送信まで終えたのかはわからない。だから、撮るところまでは自動、読んで並べるのは声をかけたときだけ。そこだけ、自分の判断で手元に残しました。

第1回で、朝Obsidianを開くと「昨日の自分」が待っている、と書きました。あれは前の日に自分で書き残したものの話でした。今は、声をかけるだけで、その日の自分が並んでいる。夕方に思い出せなくても、もう困らなくなりました。
特別なものを作ったわけじゃありません。画面を撮る道具と、それを読むClaudeと、書き込む先のObsidian。どれも前からあるもので、組み合わせ方を決めたのが自分だった、それだけなんです。気づけば、3つとも全部繋がって、ひとつの流れになっていました。
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