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  • 奈良の土地活用|大型商業施設の増床区画・映画館跡・遊技場跡などを活かした成約実績5事例【橿原市・北葛城郡・田原本町・王寺町・大和郡山市】

奈良の土地活用は、「出店企業の条件」から考える

奈良の土地活用には、「大型施設の増床区画に、どのテナントを入れるか」「閉館した施設の跡地に、既存の立体駐車場が残っている」「遊技場の跡地を売るか貸すか」「入居中のテナントの契約期間が満了する」「道路の拡幅で、これまでの土地の使い方を見直す」といった場面があります。

奈良の土地活用というと、アパート・マンション、戸建て賃貸、駐車場が思い浮かびやすいところです。ですが、幹線道路沿いの土地や、大型商業施設の敷地、閉館した施設の跡地、駅前のビルには、商業テナントを誘致するという選択肢があります。

建物を建てる・売却するといった判断の前に、出店企業の条件を確かめ、それに合わせて土地の貸し方・売り方を組み立てると、選べる方法が広がります。区画を分けて貸す、既存の設備を活かして貸す、更地にして売る、後継のテナントにつなぐ、といった方法です。

今回ご紹介する5事例は、大型商業施設の増床計画/映画館跡の取得/遊技場の閉鎖/テナントの契約期間満了/道路の拡幅という場面で、それぞれ違うかたちで成約しています。

この記事では、当社が奈良県内で関わり、実績紹介ページで公開している成約事例5件をご紹介します。当社が公開している奈良県内の事例は7件です(2026年10月時点)。

奈良の土地活用。主な選択肢を比べる

奈良県内でご相談をいただく土地・建物は、大型商業施設の区画から駅前のビルの一区画まで幅があります。貸主の初期負担と収益の入り方で整理すると比べやすくなります。

活用のかたち貸主の初期負担収益イメージ本記事の事例
土地のまま貸す(建物を建てる場合はテナントが建てる)少ない(区画の引渡し状態を、契約の段階で取り決めておく)地代収入(長期・安定)① リバティ 橿原/② リバティ 西大和
既存の設備を譲り受けてもらい、土地を貸す少ない(設備の取扱いを、契約の段階で取り決めておく)地代収入② リバティ 西大和
更地の条件で売却する解体の条件による(契約の段階で取り決める)売却代金(一括)③ スーパーエバグリーン
ビルの区画を後継のテナントに貸す少ない(原状回復・内装の区分による)賃料収入(空白期間を短くする)④ キリン堂
これまでの事業から不動産賃貸へ切り替える事業の整理と、貸し方に応じた費用地代・賃料収入⑤ セブン-イレブン
アパート・マンション、駐車場建築費/舗装・設備費賃料収入/駐車料金

【実績】奈良県内の土地活用・成約事例5件

写真をクリックすると、実績の詳細ページが開きます。


① 橿原市/大型商業施設の増床区画 ─ 3つに分けた土地に、借地で未使用車展示場を誘致




リバティ イオンモール橿原WestVillage店(リバティ様)


【この事例のポイント】イオンモール橿原の第3期増床計画に際し、借地型のテナント誘致のご依頼を受けた事例です。当社は、全国で届出済未使用車の展示場を展開するリバティ様に、この区画をご提案しました。

リバティ様の展示場には、お客様と商談する店舗のほかに、整備工場と、在庫の車を置くストックヤードが必要です。リバティ様には、商談店舗・整備工場・ストックヤードの3つに分割された土地を利用していただくかたちにまとまりました。他のテナントと競合しないことも含めて、このかたちはデベロッパー様にも好評をいただいています。

出店のご表明をいただいてからコロナ禍を経たため、敷地内のテナントの構成は当初から様変わりしました。ノニワや世界最大の無印良品などとの共同出店となっています。店舗と整備工場の敷地は、建物をリバティ様が建てる事業用定期借地です。増床計画と区画の設定はデベロッパー様が進められ、当社は、リバティ様のご要望と区画の条件のすり合わせ、契約条件の取りまとめと、開店までの段取りの調整を担当しました。



所在奈良県橿原市
前の状態大型商業施設の第3期増床計画の区画
面積店舗と整備工場の敷地 約1,850坪
次の用途届出済未使用車の展示場(商談店舗・整備工場・ストックヤード)
案件の入り口増床計画に際しての借地型のテナント誘致のご依頼と、当社からリバティ様へのご提案
活用のかたち借地(店舗と整備工場の敷地は事業用定期借地。建物はテナントが建築)
OPEN2025年3月


② 北葛城郡/映画館だった用地 ─ 既存の立体駐車場を活かして、未使用車展示場を借地で




リバティ西大和店(リバティ様)


【この事例のポイント】元々イオンシネマだった用地を、開発会社様が購入された事例です。当社は、イオンシネマとの継続協議が行われている最中から、誘致活動を始めました。

未使用車の展示場は、店舗とは別に、車庫として大きな敷地を必要とします。この用地には既存の立体駐車場があり、これを再利用すれば敷地の規模を補えます。奈良県の中西部がリバティ様にとって拠点のない地域だったこととあわせて、出店に適した場所として採用いただきました。

契約は事業用定期借地で、既存の立体駐車場は、リバティ様が開発会社様から譲り受けるスキームを採りました。当社は、杭の残置や立体駐車場の使い方についての取扱いの整理を含め、事業者の開発コストの削減につながる調整と、両社の間の段取りの取りまとめを担当しました。



所在奈良県北葛城郡
前の状態映画館(イオンシネマ)の用地。既存の立体駐車場あり
次の用途届出済未使用車の展示場
案件の入り口開発会社様による用地の取得。映画館の継続協議の最中から誘致を開始
活用のかたち事業用定期借地+既存の立体駐車場の譲受け
OPEN2024年4月


③ 田原本町/パチンコ店とボウリング場の閉鎖跡 ─ 更地の条件で、出店企業に売却




スーパーエバグリーン 田原本店


【この事例のポイント】パチンコ店とボウリング場が閉鎖された跡地で、市中に出ていた物件です。当社は、この物件の値付けを担っていた事業者に接触し、更地の条件で直接購入する、大型の生鮮食品ドラッグストアの出店企業様を誘致しました。

この事例は、土地を貸すのではなく、売買での不動産取引として取りまとめています。土地の活用と売却の両方のニーズがある跡地では、出店企業が自ら購入するかたちも選択肢になります。

既存建物の解体の際には、新築時の基礎の位置を想定した試掘調査が行われ、地中障害物をめぐるトラブルなどを回避することができました。



所在奈良県磯城郡田原本町
前の状態パチンコ店とボウリング場の閉鎖跡
面積敷地 約3,400坪
次の用途大型の生鮮食品ドラッグストア
案件の入り口市中に出ていた跡地の物件
活用のかたち更地の条件での売買(出店企業が直接購入)
OPEN2019年7月


④ 王寺町/駅前の商業ビルの1階 ─ 調剤薬局の期間満了に合わせて、後継のキリン堂を誘致




キリン堂薬局王寺駅前店(調剤)


【この事例のポイント】王寺駅前の商業ビル「ル・カーラ」の1階で、前に入居していた調剤薬局の契約期間が満了するにあたり、地権者様から後継テナントの誘致のご依頼を受けた事例です。

地権者様のご要望は、ドクターの誘致力のある調剤薬局への入れ替えでした。当社は、大手ドラッグチェーンのキリン堂様を誘致し、2020年9月にキリン堂王寺駅前店が開店しています。

速やかに後継のテナントが決まったことで、地権者様にとっては、収益の空白期間をつくることなく次のテナントにつなぐことができました。



所在奈良県北葛城郡王寺町
前の状態駅前の商業ビルの1階。調剤薬局の契約期間が満了
次の用途調剤薬局
案件の入り口地権者様からの、後継テナントの誘致のご依頼
活用のかたちビルの区画の後継テナントへの賃貸
OPEN2020年9月


⑤ 大和郡山市/道路の拡幅にかかる土地 ─ 隣地の地主様とともに、事業から賃貸へ




セブンイレブン大和郡山下三橋店


【この事例のポイント】地主様から、土地の有効活用のご相談をいただいた事例です。高速道路の建設計画に伴う道路の拡幅を機に、これまでの土地の使い方を見直すことになりました。

地主様には、隣地の地主様も含めて、長年続けてこられた事業から不動産賃貸業への転換をご承諾いただきました。そのうえで当社が出店企業様を誘致し、2019年2月にセブン-イレブンが開店しています。

道路の拡幅は、沿道の土地の形や車の出入りの条件が変わる場合があります。これまでの事業を続けるか、土地を貸す側に転じるかを、拡幅の計画とあわせて検討することになります。



所在奈良県大和郡山市
前の状態長年の事業に使われていた土地(道路の拡幅にかかる沿道)
面積敷地 約700坪
次の用途コンビニエンスストア
案件の入り口地主様からの、土地の有効活用のご相談
活用のかたち隣地の地主様とともに、事業から不動産賃貸へ転換
OPEN2019年2月


5つの事例からわかる、奈良の土地活用4つのポイント

1. 出店企業が必要とする「店舗以外の土地」に合わせて、貸し方を組み立てる

①②のリバティ様は、商談する店舗のほかに、整備工場や在庫の車を置く場所を必要とします。①では、デベロッパー様が設定した区画の条件とすり合わせ、商談店舗・整備工場・ストックヤードの3つの土地を利用していただき、②では、既存の立体駐車場を再利用して車庫の規模を補いました。
業種によって、必要な土地の広さと形は大きく変わります。出店企業の条件を先に確かめると、まとまった一つの区画でなくても、貸せる土地になる場合があります。

2. 既存の構造物と地中の状態は、早い段階で取扱いを整理する

②では、映画館の棟の埋設杭の残置と、立体駐車場の使い方の取扱いを整理し、事業者の開発コストの削減につながる調整をしました。③では、解体の際に新築の基礎の位置を想定した試掘調査が行われ、地中障害物をめぐるトラブルなどを回避しています。
閉館・閉鎖した施設の跡地には、杭や基礎、駐車場の設備など、前の建物の名残があります。何を残し、何を撤去するかは、費用と工期に直結します。

3. 「貸す」だけでなく、「売る」も選択肢にして比べる

③の跡地は、土地を貸すのではなく、更地の条件で出店企業が直接購入するかたちで取引がまとまりました。売却のニーズがある土地でも、出店したい企業を買い手として探すことができます。
貸すか売るかは、相続の予定や資金の使い道によって答えが変わります。両方の条件を並べてから判断すると、比べやすくなります。

4. 契約期間の満了や道路の拡幅は、次の使い方を考えるきっかけになる

④は、入居していた調剤薬局の契約期間の満了にあたり、後継のテナントを速やかに誘致して、収益の空白期間をつくらずにつないだ事例です。⑤は、道路の拡幅を機に、隣地の地主様とともに事業から不動産賃貸へ切り替えました。
契約期間の満了や道路の拡幅は、時期が前もって分かることの多い出来事です。その時期から逆算して、次の使い方を考えることができます。

奈良で土地活用を進めるときの注意点

奈良県内の当社実績には、大型商業施設の敷地内、閉館した映画館の跡地、遊技場の跡地、駅前のビル、道路の拡幅にかかる沿道といった立地の案件があります。奈良県内で確認しておきたい論点をまとめます。

・埋蔵文化財の包蔵地かどうかを、計画の段階で確認する
奈良県では、開発する土地が「周知の埋蔵文化財包蔵地」にあたる場合、工事の60日前までに、その市町村の文化財担当の窓口へ発掘の届出を出すことになっています。開発の内容によっては、工事の前に地表の調査や発掘調査への協力を求められることもあります。対象地が包蔵地にあたるかどうかは、市町村の窓口で確認できます。

工事の時期が後ろにずれると、テナントの開店時期にも影響します。土地の条件を確かめる段階で、あわせて確認しておくと、工程の見通しが立てやすくなります。

・風致地区や景観の規制は、建物と看板の両方に影響する
奈良市の風致地区では、建物の新築や増築、色彩の変更などに、市長の許可が必要です。また、風致地区は、奈良市の屋外広告物条例で広告物の禁止地域に含まれています(市長が指定する区域を除く)。テナントにとって、店舗の見え方は出店判断の材料になります。建物の形と看板の条件を、テナント候補と条件を詰める前に確認しておきます。

・市街化調整区域では、建てられる用途が限られる
奈良市では、市街化調整区域でも、国道などの沿道の飲食店やガソリンスタンドなど、条件によって建てられるものがあるとされています。どのような業種が出店できるかは、立地の条件と許可の基準によって決まるため、テナント候補を絞る前に確認します。

・跡地の地中障害物と既存の構造物は、費用負担を契約の段階で取り決める
施設の跡地では、杭や基礎、地中の障害物の扱いが論点になります。撤去するか残すか、費用を誰が負担するかを、契約の段階で取り決めておくことが大切です。

ご相談から開店までの流れ

奈良県内では、はじめに土地・建物の現況、用途地域、前面道路の条件、埋蔵文化財や景観の規制を確認し、どのような業種が出店できるかを見極めます。そのうえで、立地に合う業種を洗い出してテナント候補にご提案し、地代・賃料または売買の条件、引渡しの状態、工事の費用負担区分を詰めて契約に進みます。借地の場合はテナント様が建物を計画して着工し、建物の完成を経て開店という順序です。行政への届出や協議は、この流れと並行します。

前のテナントの退去時期や、道路の計画、施設の閉館の見通しが分かった段階でご相談いただくと、次のテナントを探す期間を確保しやすくなります。

まとめ|奈良の土地活用は「出店企業の条件に、土地の貸し方・売り方を合わせる」

奈良で土地活用を考えるとき、「建てて貸す」だけが選択肢ではありません。今回の5事例が示しているのは、次の5つです。

・大型商業施設の増床区画は、出店企業の必要に合わせて土地を分け、借地で活かせる(①・リバティ イオンモール橿原WestVillage店)
・映画館だった用地は、既存の立体駐車場を活かして、借地で出店企業につなげられる(②・リバティ西大和店)
・遊技場の閉鎖跡は、更地の条件で出店企業に売却するかたちでも活かせる(③・スーパーエバグリーン 田原本店)
・駅前ビルの区画は、契約期間の満了に合わせて後継のテナントを誘致し、収益の空白をつくらずにつなげられる(④・キリン堂薬局王寺駅前店)
・道路の拡幅にかかる土地は、隣地の地主様とともに不動産賃貸へ切り替えるかたちで活かせる(⑤・セブンイレブン大和郡山下三橋店)

当社は関西圏を中心に全国で、ロードサイド店舗から大型商業施設まで、テナント誘致(リーシング)と契約条件の取りまとめをお手伝いしています。NAK建築事務所との合併により、設計部門と、レジデンス・オフィス・ホテルなど中心部での中高層の土地活用もご提案できるようになりました。奈良県内の事例は、実績紹介ページでご覧いただけます。

奈良県内の土地・建物の活用について、「この土地に出店したい企業はいるのか」「貸すのと売るのはどちらがよいか」という段階からで構いません。まずはお気軽にご相談ください。
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