2023.06.12
喝~ 心に響け~ Vol.2
先日、とある事件をきっかけに社員に説いた話があります。 『喝~ 心に響け ~Vol.1』はこちら
-----
上位陣だけの能力だけでは会社はよくなりません。
私はそれを「声を掛け合う」ということで、皆にミッションを与えているつもりです。
小さい組織ですから誰がどうというわけではなく気づいた人が声をかけてほしい。
ラグビーでいう「コール」です。一番小人のスクラムハーフは大男等フォワード8人を最後尾から「コール(指示)」をして意図的に動かします。
司令塔といわれるスタンドオフは、そのスクラムハーフやその他バックス陣に、次の攻撃やディフェンスに対しての備えを「コール」して、プレーを促します。
しかし、彼らからコールがなくても、フォワードの一人から「スクラム組もう」とか、フルバックから「展開!飛ばせ!」とか、コールをして、瞬時に判断やコールができなかった彼らに対して補完をし、プレーの意思統一、確認をし合うわけです。
監督は試合中はスタンドにいて、ただ選手を見つめているだけです。野球のようにワンプレーごとに監督が細かくサインをするようなことはないわけです。
強豪は身体能力だけでなく、そのコールの頻度が多く、精度も高いわけです。つまり、誰かに頼り切らずに、みんなで声を掛けるわけです。
個人競技の最たる陸上競技でも駅伝という団体戦がありますよね。例えば箱根駅伝では、全国の高校から選りすぐりの生徒が強豪校に集まるわけです。
当然に選手の意識が高く、選手は互いに切磋琢磨し、エースを中心に他の部員の走力もあがりチーム力が上がるわけです。監督が伴走することもできませんし、代わりに走ることもできないから、監督はそれを導けばいい。
一方、会社に当てはめてみてはどうでしょうか?
会社はクラブ活動やボランティア団体ではなくビジネスをするために本来人が集まっています。
組織の末端にまでその意識が染みついている集団は強いと思いますが、当社はまだ道半ば。当社の役割を果たせるよう理念を吸収する体質改善のための人材教育を根気よく継続しています。それができて初めて多くのお客様に応えることができて、利益も生まれると思います。
役職員の売上のこだわりはその上でビジネスの大前提。長期休暇前、それを考える二つの出来事がありました。休みの前に完結させる。大事なこだわりだと思います。
一つは、お客様に対する藤本常務の連休前早朝メールです。常務に聞くと、「なんとなくの勘」だと。このメールは、タイミングや表現も、さすが常務!なんですが、これは誰しも真似できないものだということです。しかし、見習おうとすることが必要です。
一方で業務の後追いを担う人達。交渉や実務をする主体者が自分でなくても、「連休に入るよ、連絡した?」、「書類提出しなくていいの?作ったの?見ようか?」とか自然と声を掛け合うことの仕事は、皆出来ると思います。
一例の出来事ですが、「意識」すればできるようになることと、なかなか真似できない「勘、感、センス」の違いをご紹介させてもらいました。
社員からの反応
それぞれの役割や在り方に気付き、声を掛け合いながら良い流れを生み出していくことが大切だと感じます。日々の積み重ねが結果として、お客様満足度や業績の向上に繋がっていくので、知識と記憶の整理を行いながら社内や社外の支援者を集めていければと思います。
↓アーカイブ↓
【VOL.15 11月10日はLUSICの誕生日】
【VOL.16 現場の魔法】
【VOL.17 新しくこの世界で頑張る人たちへ。】
【VOL.18 複数の案件を抱えながらの仕事術】
【VOL.19 ざむらいの手帳】
【VOL.20 あこがれ】
【VOL.21 営業は「自動車」か「徒歩電車」か】
【VOL.22 あなたもリーシングざむらいに!】
【VOL.23 細部に宿る 商売だましい】
【VOL.24 新型コロナ緊急事態終了】