社員BLOG

さて、LUSICは11月10日で満8歳となります。

今回は設立のきっかけをお話ししたいと思います。



私は大学卒業後、大和ハウスで店舗開発営業を約15年間しました。

借地権上の建替え承諾、遺産分割協議書の確認、収用補償金の買替え特例の利用、工事中止の仮処分の和解訴訟等々、今思えば20代でひとかどの経験を自由にさせていただいたおかげで、課題解決力も向上し10年生以降は仕事が忙しくなりました。

悩みは、「いかにこなすか」。お客様より色々ご用命は頂けるがどう向かい合うか。こんな悩みを悶々と抱えながら試行錯誤しました。

名誉な賞も頂くこともできましたが、折しも「地を這う不夜城大和ハウス」から「時短と生産性」への転身の時期(VOL.14「選択のタイミング」)でもあり、なんとなく「私は本流から反れているな」と実感もありました。

それは、「建築工事の受注をする営業」というより、「お客様同士のマッチング」に醍醐味を感じていたからだと思います。

建物の図面も見積書も見ずに工事契約。あとは工事課長や設計課長に「じゃあ!」と任せて、工事のない居抜斡旋案件の商談に向かっていました。

社内もお客様もギリギリお許しいただけていました。事業部長からすると、ロイホの定食後の珈琲の注文を取ってくる奴、という感覚で、「一流のブローカー(笑)」とのお言葉も頂いておりました。

建築の問題解決というより、マッチングの問題解決を図る頑張り屋さんという市場評価があったと思います。

だから、この度の記念ゴルフコンペにご参加頂いてる方々の多くは、この時期にお仕事をさせて頂いています。

しかしながら当然出世はしません。「あれ~?」という日々は続きます。そして、退職。お誘いを受けた社長とともに芦屋ラポルテに事務所を用意いただいて独立。

最初はテナントの皆さんと地主様飛込み訪問です。このころは暇でした。飲めないのに女子がいるお店に行くこともありました。

人間らしくなったとおっしゃるテナント様もおられました。独立後半年ですかね。鴫野東のローソン様の新店開発の初ご成約をした頃から、少しづつ忙しくなりました。

転機は四条畷のウエルシア薬局様の新店開発のご成約を皮切りとして不動産開発会社様の案件を全面的に支援をさせて頂く頃から、お客様との商談が重複しがちとなり始めます。

お客様にアポを取ろうとして、お客様「○日は?」丸「えー、だめです」お客様「△日は?」丸「あー、だめです」お客様「もうこなくていいよ」となりました。

それは営業人生で初体験でした。大和ハウスの丸課長の時は、お客様が許してくれていたんだと思いました。大和ハウスという器に許されていたんだ。

今は生身の人間、とたんに許してくれないのだなと。個人でのマッチング事業の限界を感じ、これでは大和ハウスを辞めた意味がない!組織化をして幅広くサービスを提供したいという思いから、LUSICの創業に着手しました。

2014年11月、4人の後輩とスタートを切りました。紆余曲折まだまだわずか8年間ですが、これまで、皆様のたくさんのご支援をいただき、誠にありがとうございます。

これからも、弊社はマッチングビジネスに常に新しさを求めて邁進する所存です。


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【VOL.5 迷ったら「いま!」踏み出そう】

【VOL.6 人脈の原点を大切にする】

【VOL.7 機会損失をなくす!】

【VOL.8 仕事とスーツ】

【VOL.9 仕事の学習術】

【VOL.10 土地利用計画について】

【VOL.11 天職になるまで。~目立つ物件を仕上げる~】

【VOL.12 「お客様のニーズに応えるコツ」「一を聞いて十を知るコツ」「痒い所に手が届くように賢くなる」】

【VOL.13 営業としての「こだわり」】

【VOL.14 選択のタイミング】

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