社員BLOG

今回は、「現場の魔法」についてご紹介致します。

我々の仕事において、現場が発する表現やメッセージは、他に代えがたい存在価値を示すものだということを前職の営業マン時代から強く感じたものです。

現在もそうなのですが、土地活用の手法がロードサイド店舗を中心とした土地建物活用のコンサルティングです。その成果が表現される時というのは、新たな姿に生まれ変わる工事期間中です。

前職時代では、皆さんもよく街で見かけるハートマークとLOCシステムという工事看板が表現でした。
そこにはタワーマンションが建つわけでも高感度なデザイン建築物が建つわけでもないわけで、まさに「仮囲い」が商品の感覚でした。

以前にもご紹介したように( VOL.11)、目立つ物件を意識したのも、この仮囲いという商品に「現場の魔法」を感じたからでした。

土地建物活用のコンサルティングですので、その土地建物の従前従後の変化は、様々な「物語」を経るわけで、またその「物語」は水平展開もされるわけです。

どういうことかと言いますと、工事現場の仮囲いを見る人は誰でしょう?たまに通りがかりのおじちゃんおばちゃんが立ち止まって見ていますが、ほとんどは業界人(近傍の地主様、不動産開発会社様、出店企業の社長や店舗開発担当の方等)です。

私なんか職業病で、運転中でも減速して「建築基準法による確認済」看板の建築主名を絶対に見てしまいます。

業界人は「あの●●さんが絶対に貸さなかった土地をどうやって動かしたんだ??」とか、「あの土地に出店したかったのに!どこが出店するんだろうか?まだ空いてるのかな?」とか「うまく建物(土地)を使った計画だなあ。どうやって許認可制限をクリアしたんだろう?」とか、枚挙にいとまがありません。

現場の仮囲いを見る業界人が勝手に「物語を共有」しようとするわけです。物語を共有してくれれば、魔法にかかります。「やっぱりあいつに相談しよう!」と。

現場をメッセージとするので無償です。どんな販促活動よりもインパクトのあるものだと思います。

「●●さんも頼んだのだからうちもお願いしよう」と何度飛込み訪問をしても門前払いだった地主様でも、地域で何度も仮囲いを見たらオファーを受ける事もありましたし、「この周辺で出店地を探しているので情報をお願いするね」と新規取引先からの問い合わせが入ったりします。最初から信頼関係が築けていることが多いので結果も良いことが多いです。

しかしお客様は、「物語」にノウハウの蓄積を期待されているので、我々はそれを発展させる位の研鑽がコンサルタントとして必要です。

だからこそ、今でもご成約いただいた案件では、より多くのお客様へ問題解決の一助となればと、仮囲いに弊社の看板掲出のご理解を関係者様にいただくことも少なくありません。

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また最近の試みとして弊社では、インスタグラムを使って地域住民の声をリーシング活動に活かそうとしています。

生活に豊かさをもたらすのに、必要な店舗やサービスはどんなものがまだ不足しているのか?その声を拾い上げる活動をしています。

現場の仮囲いはほとんど業界人しか見ないことに対しての挑戦として、もっと地域住民の目が現場に留まるように「ここに○○ができたらいいのにな」という声を拾い上げていこうと思っています。

ぜひ当社インスタをフォローしてみて下さい。弊社のノウハウも活用して、みんなでまちの活性化に取り組んでいきたいと思っています。


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【VOL.6 人脈の原点を大切にする】

【VOL.7 機会損失をなくす!】

【VOL.8 仕事とスーツ】

【VOL.9 仕事の学習術】

【VOL.10 土地利用計画について】

【VOL.11 天職になるまで。~目立つ物件を仕上げる~】

【VOL.12 「お客様のニーズに応えるコツ」「一を聞いて十を知るコツ」「痒い所に手が届くように賢くなる」】

【VOL.13 営業としての「こだわり」】

【VOL.14 選択のタイミング】

【VOL.15 11月10日はLUSICの誕生日】

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