2024.04.16
事業再生
先日とある取材を受けました。『事業再生』をテーマにしたものです。
私どもは、主に開発会社様より多種多様な案件を持ち込まれ、『この土地、建物を活用できないか？』とご相談をたまわるわけですが、特に最近ノウハウを蓄積しようとしているのは既存建物の活用です。
折しも資材高騰で新築での事業採算が取りにくいことで土地建物ユーザーのトレンド変化があることを街を見ることで感じとることが我々コンサルタントには望まれます。
私をよく知る人はわかると思いますが、あまり難しく新たな市場を産み出すようなことを高尚に考えないのが私の特徴です。しっかり地に足を着けたトレンドを捉えることを大切にしています。そうすることで、お客様の事業再生をお手伝いすることができた事例をいくつかご紹介させていただきました。
キリン堂 宝塚旭町店・グランフィットネス24宝塚店／退店サポートニーズ
- レンタルショップ跡をドラッグストア・フィットネス・100円均一・英会話教室へ居抜き改装にてコーディネート。既存建物を利用しての複数テナント計画でしたが、マスターリースを入れ、各階にテナントを誘致。また、複数テナント出店するにあたり、看板掲出や共用利用について統制を図りました。3階フィットネスは24時間営業であることからお客様動線を分けることで、営業時間の違いにも対応することが出来ました。
リバティ尼崎店／パチンコ店跡の有効活用
- 兵庫県尼崎市次屋のパチンコ店跡、約1,250坪の土地の中にあった2つのホールを解体、既存立体駐車場は活かして『リバティ尼崎店』がグランドオープン致しました。尼崎市特有の地区毎に設定された売場面積制限がある中で、兵庫県・尼崎市との行政協議を重ね、建築基準法と大店立地法の懸念点を解消し許認可を進めました。
当初、土地所有者様からの希望条件をクリアする為に、物販店と飲食店の複合を企画で進めておりましたが、各テナント様の想定駐車場利用台数などが折り合わず、時間が経過しておりました。
その中で、単独でご利用いただけるリバティ様が立体駐車場も既存利用でご検討頂き、ご成約へと至ることが出来ました。
東京インテリア家具大津店／大型工場跡地の土地建物有効活用
- 大型工場跡地の物件を購入された土地開発会社様に対して、地域の活性化を促す出店企業様を誘致いたしました。
電機メーカー工場建物をコンバージョン利用。
開発会社様とテナント様との建物売買と事業用定期借地化を実現しました。
取材の中で、今後はどんなユーザーで事業再生をお手伝いされますか？とありました。
『地方創生や観光資源の活用』にチャンスを感じていますとお答えしました。円安も影響し海外からの訪日増、コロナ禍を経て国内旅行を見直す人も増加したでしょう。
人々がなぜここに定着したのか、なぜこんなに巨大な観光開発が進んだのかを肌感で感じとる時間を作っている今日この頃です。
日本本来の里山や風光明媚な景色、歴史、食、産業、都心からのアクセス、いろんな要素から開発余地や再生を不動産ユーザーと共感しながらノウハウを持ちたいと考えています。
そのためには、新たな人材（設計・営業）も募集しており、不動産にアクセントをつけて、開発や再生を実現したい方は、今までの知識と経験、柔軟な発想とアイデアで是非当社で大いに力を発揮して頂きたいです。
⇒須磨海浜公園内・松の社ヴィレッジの『YURT CAFE＆BBQ PARK』は コチラ
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【VOL.22 あなたもリーシングざむらいに！】
【VOL.23 細部に宿る 商売だましい】
【VOL.24 新型コロナ緊急事態終了】
【VOL.25 喝～ 心に響け～ Vol.2】
【VOL.26 商業施設のリニューアルプロセス】
【VOL.27 喝～ 心に響け～ Vol.3】
【VOL.28 商業施設のリニューアルプロセス～中盤編～】
【VOL.29 商業施設のリニューアルプロセス ～完成編～】
【VOL.30 目標設定】
【VOL.31 「伝承」～大袈裟ではありません～】
