社員BLOG

先日、とある商業施設のリニューアルに携わることになりました。

まず取っ掛かりの私の視点は、物件の希少価値を見出だすプランナーとしての力と、地力のあるテナント様の「力の組合せ」ができるかどうかを関心のポイントとしています。

希少価値とは、いろいろな視点があると思います。

「なんだかんだ言っても、このサイズの床が確保できて、この駐車場を確保できる敷地規模はこのエリアではない」と年月を経て改めて再評価したり、「郊外型なんで、既存建物と既存有力テナント様を活かせることで、収支見通しをつけやすい」という開発型にはない希少価値もあったりします。

あるいは、魅力的な観光資源やコンテンツ、そのエリアの歴史的背景や眺望といった地政学的関心をもつことで希少価値を再認識する場合などもあげられます。

これらは瞬時に分析できるようになりたいものですが、多くの場合、お客様との商談に際して、発見、気付かされることしばしばです。

取引先様リレーションを重視する当社ならではかもしれませんが、開発会社の資本力やオリジナリティがその物件の経済性や許認可課題を満足させる希少性を生んだりしますので、枚挙にいとまがありません。。

これに、人気のテナント企業様がプランナーの意見に賛同いただきますと、俄然、リニューアル計画は進行が進みます。

しかし、お見合いだけが整っても、それだけではうまく行きません。

話を弊社に持ちかけてくれた人がいるわけですが、関与者の中には他のテナント様を先行させていたりしています。

弊社のプランに賛同いただくには、成功や失敗体験から蓄積したナレッジを活かして、知的な接近折衝が必要です。

ここも当社スタッフには必要性を指導するわけですが、成功裏に終えるという信念が必要ですね。人気テナント様を軸に、さらに人気テナント様の誘致を進めていきます。

ここまでくれば5合目です。次回は後半戦をお話しさせていただきます。

↓アーカイブ↓
【VOL.16 現場の魔法】

【VOL.17 新しくこの世界で頑張る人たちへ。】

【VOL.18 複数の案件を抱えながらの仕事術】

【VOL.19 ざむらいの手帳】

【VOL.20 あこがれ】

【VOL.21 営業は「自動車」か「徒歩電車」か】

【VOL.22 あなたもリーシングざむらいに!】

【VOL.23 細部に宿る 商売だましい】

【VOL.24 新型コロナ緊急事態終了】

【VOL.25 喝~ 心に響け~ Vol.2】

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